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2020.05.10 |BLOG

今だからこそ、ヘナで癒しのカラートリートメントを

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皆さま、こんにちは。

大変な時期ではありますが、いかがお過ごしでしょうか?

 

今回は、頭皮と髪の毛にやさしい白髪染めのご案内です。

 

普段とは違った生活を強いられて数ヶ月。

運動不足や生活スタイルの変化などで、身体の調子があまり良くない方も多いかと思います。

体の調子が悪いと、自ずと頭皮や髪の毛も調子が悪くなって来ます。

体に摂り込まれた栄養素は、生命維持のために優先的に使われますので、髪の毛や爪などはどうしても後回しになってしまいます。

私自身も、最近は髪の毛がパサついたり化粧ノリが悪かったりと、「あまり調子が良くないなぁ」と感じることが多々あります。

そんな風に調子の悪い時は、普段しているカラーリングのお薬のパワーにお肌が負けてしまって、頭皮が痒くなったり、ヒリヒリしてしまったり、髪の毛がパサついてしまったりします。

痒くなったりヒリヒリするのは、実はれっきとしたアレルギー反応なんです。

本来であれば痒くなったりヒリヒリすることはありませんので、そういう反応が起こるということは、肌にとってはとても危険なことなのです。

カラーリングのアレルギーも、花粉症と同じ貯金型です。

いつもと同じ薬を使っていても、前回染めた時にアレルギー反応が出なかったとしても、もし貯金が満タンになってしまったら次に染める時は必ずアレルギー反応が出てしまうのです。

ひどい場合は頭皮がグチュグチュになったり、顔までひどく赤く腫れ上がってしまったり、皆さまが思っている以上に大変なことになってしまいます。

一度そういう反応が出てしまいますと、もう二度とカラーリングは出来なくなってしまいます。

 

1番厄介なのは、その貯金箱の中身が誰にも見えないということです。

なので、当店は、ある程度年齢を重ねたお客様(カラーリング歴が長くなって来たお客様)に、ヘナに移行して頂いております。

そうすることで、危険なアレルギー反応が出るのを事前に防ぐことが出来ます。

 

ヘナを取り扱っている美容室はあまり多くないので、ご存知の方は少ないかも知れません。

なので、簡単にヘナの説明をさせて頂きます。

 

ヘナは、いわゆる “カラーリング” のお薬とは違って、植物を使った染料です。

 

自然のものですので、従来のいわゆるカラーリングよりも頭皮にやさしく、刺激がありません。カラーリングほどしっかり色は入らないものの、しかし白髪を隠すには十分な染まりです。

髪を傷ませない染める手段として、“ヘアマニキュア” というものもあります。

ヘアマニキュアは頭皮につけると落ちませんので、根元から染めることは出来ません。

その点、ヘナは根元から染めることが出来ますので、ヘアマニキュアに比べると数週間長く持つと感じられるかと思います。

 

さて、ヘナの話に戻りますが、ヘナとはインドや中近東などの熱帯地方に多く自生する植物を粉末にしたものです。

↓ こんな感じ

 





これをお湯でといたものを頭皮に塗っていきます。

 

 

 





こんな感じで、頭皮にべったりと塗ります。

 

 

 

ヘナは、昔からこの地方で儀式の時に、髪の毛や爪手足に彩色するために染料として使われており、インドの女性が額につける赤い印にもヘナが使われているそうです。

 



 

あのクレオパトラも、ヘナで爪をマニキュアの様に染めていた、という話もあります。

 

そんなヘナは、インドの伝承医学 “アーユルヴェーダ” で薬草(ハーブ)としても使われており、毒素排出・炎症抑制・新陳代謝をよくするなどの効果があると言われています。

 

なぜ、ヘナで皮膚や髪の毛が染まるかというと、ヘナには “ローソン” というオレンジ色の色素が含まれており、この色素が髪の毛のタンパク質に絡みつくことで染まるのです。

さて、ヘナとカラーリングの大きな違いですが、それは黒髪を明るく出来るか出来ないか、です。

 

いわゆる、カラーリングのお薬の主成分は、パラフェニレンジアミンなどの酸化染料で、過酸化水素と混ぜて使用します。

そうすることによって、髪の毛の中のメラニン色素の脱色が起こり、発色して染まります。

しかし、ジアミン系の酸化染料は、先ほど説明しましたアレルギー反応を起こすことがあります。

また、成分にアンモニアなどのアルカリ剤も含んでいるため、髪の毛を傷めるという欠点もあります。

 

一方、ヘナによる染色は、ヘナに含まれるローソンという色素が髪の毛のタンパク質に付着するだけで、髪の毛の脱色はしません。というか、出来ません。

ヘナには脱色作用がないので、黒髪は明るい色には染まりません。そして、化学のものではなく自然由来のものですので、カラーリングより少し長い時間放置する必要があります。

また、ヘナはアルカリ剤を含んでいないので、髪の毛や頭皮にダメージを与えることもありません。

 

いいことずくめの様なヘナですが、ジアミン系のアレルギー反応を起こすことはもちろんありませんが、まれに植物アレルギーを起こす方がいらっしゃいます。

“うるし” かぶれの様に、痒くなる方がいらっしゃいます。

私も実はそのクチで、お客様の頭にヘナを塗っている時に、ピンッと針の穴くらいのヘナが飛んで自分の肌に付くことがよくあるのですが、針の穴くらいの本当に僅かな量でも、付いた瞬間にモーレツに痒くなります・・・・汗。

それが、アレルギーです。

ヘナはダメージがなく、根元からつけることが出来ますので、「私も白髪になったら絶対ヘナにしよう!」と決めていたのですが、残念ながら私はヘナにかぶれてしまうので、出来ません・・・・涙。

私の様に肌に合わない方もいらっしゃいますので、ヘナでかぶれないかをチェックするために、当店ではヘナが初めての方にパッチテストをさせて頂いております。

 

あともうひとつ、ヘナの効果を説明させて頂きます。

 

それは、頭皮のクレンジング効果と、髪の毛のトリートメント効果です。

ヘナの細かい粒子が頭皮の毛穴の中の汚れを吸着しますので、ヘナを洗い流した後は、頭皮がクレイパックした時のように綺麗になります!

ヘナは、皮脂を取り過ぎることがありませんので、頭皮が乾燥している場合でもお勧めです。

ヘナの中のローソンという成分が、髪の毛の主成分であるタンパク質に絡み付くので、それによって髪の毛の表面をコートし、傷んだ髪の毛にハリやコシを与える効果があります。

 

少し長くなってしまいましたが(汗)、最後までご覧頂きまして有り難うございました。

ヘナには以上の様な効果がありますので、「黒髪は明るくならなくていいけど、白髪だけは染めたい!」という方で、ヘナにアレルギー反応が出ない方は、断然ヘナがお勧めです!

 

ご興味のある方は、スタッフが丁寧に説明させて頂きますので、ご遠慮なくお気軽にご相談下さい。

 

 

西小山美容室・ヘアメイクWing

 

 

 

 
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